近畿大学医学部推薦入試対策

近畿大学医学部推薦入試の問題は年度により一般入試の問題より

難しい場合があります。併願可能な推薦入試であるため、国公立

の受験生がまず保険として取りに来るでしょう。その抜けた繰り

上がりを狙うためにも１点差にこだわる必要があります。

＜ポイント＞

①英語の前半部分で差をつける必要があります。

（８９年から９２年位の関西学院の問題が類似問題として最も適しています。）

②他科目においても範囲が狭いから楽ではなく逆に難しいと言えます。

③推薦対策がそのまま一般対策にもそのまま大きな役割を果たします。

④推薦入試ですから小論や面接までしっかりやることです。実際に近畿推薦
　の昨年２次でダメだった受験生を指導したことがあります。学科は完璧な
　受験生でも落とされる時は落とされる。この試験の恐い所であり、逆にチ
　ャンスでもあるとも言えます。

福岡大学医学部推薦入試対策

昨年１つの作戦として近畿の推薦終了後、すぐに福岡の推薦に向けて

新幹線で移動させるという作戦を取った。つまりチャンスを２倍にする

ためだった。近畿の推薦に集まることは予想できたため、翌日の福岡の

併願者は少ないだろう、こんな強行日程で動く受験生は少ないだろうと

予想していたが同じ動きをした受験生がいたと報告を受けた。

おそらく近畿の東京会場からも動いたと思う。もう１つは日程が「嵐」の

コンサートとぶつかっており、近隣のホテルが全て予約できないという

情報を掴んでいたからだ。早くから福岡周辺は全て満室だったはずだ。

そのため、辞退者が出るのと遅刻者やアクシデントが多く起こるだろうと読んで

いたからだった。（早く動いて予約しても北九州のホテル位しか取れなかった。）

嵐の影響で福岡以外の他府県にしか宿泊できない。これはチャンスだと思った。

同じことを考えていた受験生が複数いたのは本当に驚いた。

つまり、それだけ今の受験戦略のレベルは高いと言えます。隙がないと言える。

盲点を狙いに来ます。

＜ポイント＞

①調査書の数値が高ければ狙うべきだろう。面接が得意であればなお良い。

②学科の問題は差がつかないが、面接と小論で差をつけることを狙う。

久留米大学医学部推薦入試対策

日程的に近畿の前日なので久留米終了後、近畿へ移動する受験生も多い

だろう。どちらも１浪までなので学科は浪人の方が強いだろう。

チャンスがあるとすればどれだけ「地域枠」についての知識が深く、

「地域医療のあり方」について差をつけることができるかだろう。

これは何も準備していない受験生に差をつけることが可能な点である。

もう１つは小論のテーマが抽象的で書きにくい。８００字の６０分は

きつい。逆に言えば上記２点で勝機を見出す作戦で行くしかない。

この２点が準備全くなしの受験生に勝てるポイントだろう。