カウンセリング10

Q10<進学校の生徒を見るとコンプレックスを感じます>


<Answer>


気持ちはわかりますよね。確かに進学校の上位層は、一定の数は予備校の力がなくても合格していくと思いますよ。そういう生徒は問題ないんですよ。


大きな問題は、進学校にやっと入ったのにスピードが速く、ついていけずに落ちこぼれていく生徒もかなりいると思うんですよ。これは「苦痛」ですよ。「廻りがどんどん解けるのに自分だけが置いてけぼりのような孤独」、これは暗黒ですよ。学校辞める場合もありますしね。最初はついていこうと努力するんですが、追いつかないとあきらめた後は最後部に席を置いて全く何もしなくなるんですよね。


完全にあきらめると気力もなくなるんですよ。そこからの復活は大変ですよ。精神的に立て直すのに1年以上かかる場合もありますよ。完全に自信なくしてますからね。中学入試で中高一貫の進学高校に入れば、「自然と他よりも手厚い指導を受けて何の苦もなく大学進学するという父兄の思い込み」、この誤解にあきれる時がありますよね。たくさんいると思いますよ。


進学高のはなばなしい実績の陰にかなりの犠牲者がいることを忘れてはいけないと思うんですよ。進学校ほど「ほったらかし」の場合ってあるんですよ。また、自分の子供が全くついていけていない長期間補習などほとんど「拷問」に近いですよね。


ただ、無気力で座っているだけですよ。本人SOS発信する気力さえないわけですからね。逆に「あえて2番手、3番手に将来の作戦で入ってぶっちぎりで評定上げて推薦狙う」と考えて動く場合は「さすがですね」と思いますね。廻りが「つわもの」ばっかりだったら評定高く取れないからですね。

 
高校の「評定の出し方ってこんなにも違うのか!」て驚きますよ。厳しい所は非情なほど厳しい。信じられない位厳しい。こんなに「差」をつけていいのか?という位学校によって異なりますよね。生徒の人生かかっているのにこんなに不公平な数字ないですよね。点数化されたら思いっきり不公平だと思いますよ。「鶏口となるも牛後となるなかれ」っていうことばがありますよね。


 

他校と比較したらやっぱりうちの高校の方が良かったというのがあると思いますよ。またのびのびと学校生活楽しめますしね。どちらが良いかはいちがいに言えないですが、自分に合った高校がどうかが本当に大切なことではないですかね。ヒントになれば幸いです。
あとは目標に向けて最短距離を取る努力ですね。でもほとんど多くの受験生は、高校の時に先の先まで考えて動かないですからね。人間頭打たないと反省しないですからね。人間やはり同じ失敗しますからね。

 

また、中堅どころの中高一貫校の中学入試から大学入試まで「入試がない」と言うのもある意味マイナスですよね。期間が長いからダレている。
長く平和な生活送ってたら急に戦争できないようなものですよね。

「中高危機感ゼロ」で6年過ごしたら、なかなか緊急モードになれないですよ。
「ふわふわ平和ムードから急に緊急モード」になるのも無理がありますよね。
やはり、「来るべき時に今から準備せよ!」と言っても無理ですよね。
その分が繰り上がって浪人生活に「ツケ」として来てるようなものですよね。


刺激を与えておかないと、学校の友達の「ゆるゆるムード」に流されて当然
ですよね。そこでやっと浪人して目覚める。


これがずっと毎年繰り返されているのかも知れないですね。
だから、「気がつくための刺激」をできれば早く受けるべきですよね。

 
 
 
 
 
 

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