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医歯学部受験予備校指導記録6

<10月1日(月)> 解答用紙と勉強合宿と夢への執念

解答用紙はきれいに書く。これはよく聞かされたポイントであると思うが、言ってみれば「採点者への感謝と心づかい」のような気がする。私事で恐縮であるが、かつて高校入試の採点で分担して採点した経験がある。記述の部分の解答になると、「一瞬で読む気がなくなる」解答とか出てくる。実際、読みにくい字の解答は「全く見てもらってない」という可能性はあると思われる。目が疲れてくるため嫌になるという理由もある。

よく新年の年賀状アルバイトが「あまりにも多すぎて疲れて面倒くさくなって年賀状を捨てる」という事件が新聞に掲載されるが、あれと同じような考えになることは否定できない。

例えば、今はコンピューターで瞬時に判断する所がほとんどだと思うが、記号問題で解答がイ、イ、ウ、エ、オ、とする。これを300枚連続でやると当然途中で麻痺してくるのだ。

「あれ?イイアエオだったけ?、たしか5枚位前の解答はそうつけたような、そうでないような?」とか出てくるのだ。頭の中で一瞬違うことを考えると、集中力が分散されて記憶が不確かになるのである。若い先生なら持続力もあるだろう。

もしかすると20年も前の某私立進学高校入試で私の採点ミスと言うか、採点疲れボケ、採点飽きボケで涙を飲んだ受験生がいたかも知れないと思う。300枚以上も解答目の前に積まれてみたら人間、麻痺してミスは出ると思う。第1に気持ちがキープできない。これは否定できない。

「1点さえもミスして記述採点してないか?」と言われれば正直首をかしげざるをえない。
 
そうすると小論文や英語の記述英作や和訳などは読みにくければスルーの可能性はあるかも
知れない。大体、英作なんて解答1つだけではないだろ?

単純作業が飽きてくるのである。「しっかりつけないと」と思いながら頭の中に一瞬邪念が出て来たりする。入試で記述問題の部分点など公開したらえらいことになるから絶対に公開できないだろう。だから大学は、予備校関係者を嫌う。そういう点で2次の小論文とか面接というのは「僅差の勝負」の中で非常にわかりにくい部分である。

また、女子の生徒が良く書くような「丸文字をきらいだから見ない」とか聞いたことがあるが、本当かどうかわからない。大体、600字~800字を切羽詰った状態で書く訓練を受験生が振り返って小、中、高校と何回やれたか?を考えると無理がある。大体、文章指導というのは本格的に指導されるのは、通常は大学院からだろう。そう考えるとこれまた無理を与える科目ではある。

結論として記述の解答というのは採点者に対して感謝の気持ちを込めて「絶対に最後まで見てくださいね。スルーしないで最後まで読んでくださいね」というたぐいのものかも知れない。高校入試の採点を書いて思い出したが、採点が終わると講堂かどっかが屋台村のようになっていて、出前のすし屋まで出て来ているのに感動したことがある。先生達への「ふるまい」だったと思うのだが、さすが「私立やな~」と感動したことを思い出す。

また、予備校から私立高校の「夏季強化合宿」というものに外部講師として派遣されたことがある。その時に高校2年生の一人が欠席しているので、「この子はどうしたんですか?」と聞いたら「あ~こいつね、今アトランタオリンピックに出てるよ。こいつ、海外遠征多いからあんまり学校こんのよ。でももう大学も決まっているからいいのよ」と聞いて「さすが、オリンピックに出る奴は進路心配しなくていいんや」と思った。

この高校はあまりランクは高くないし、事前の打ち合わせも全くの「ゼロ」だった。そこで心配なので進路指導部長を探して、「どれ位のレベルでどれ位の量をどれ位のスピードで進めばいいのでしょうか?」と聞いた。

外部部隊だから、「それなりの満足度を与えなくてはならない」という当然の打ち合わせだと思っていた。そうすると意外なことばが返って来た。

「あー先生、うちの生徒のレベルね、見りゃわかるよ!」
ただそれだけだった。生徒も「先生、俺りゃ底辺だから、気合入れても無理やで」とか言って来たのに驚いた。「自分で自分の限界を決めてしまっている、そして世間の決めつけたカラーに生徒が自分から染まっていく一面」を見て非常に勉強になった。

そして夜になると、「先生、ちょっとちょっと」と別部屋に通され、そこにものすごい豪華な船盛りの料理が準備されているのに更に驚いた。昼の生徒全体の食事でのカレーには、「具らしきもの」はあまり入ってなかったような気がする。断るわけにもいかず、罪悪感半分で食べたことを覚えている。読んでいる人には、私立高校の見えない部分が見えて興味深いと思う。

お酒も出され、ほろ酔い気分になった所で進路指導部長が気合を入れて話し出す。
「あのね、先生ね、うちみたいな高校ね、急に勉強したってなんもなりゃせんのよ。
でもね、勉強合宿をやる!と言ったら親、みんな安心するんよ。実施することが大事!
それが大事!これが一番!」と来た。

この意見にはある意味で学校経営の重要な戦略が含まれている。
大学もそうだが、私立の恐い所に「世間の決めたイメージに自分から入っていく。世間からそう思われているもの」と生徒が自分で自分を決めつけてしまう所がある。

だからイメージチェンジをしたい私立はよく学校名を変更するだろう。
巷の店で言えば「リニューアルオープン」ということだ。
「過去のイメージからの決別」を意味する上で名前を変えるのだ。そうすれば、人間不思議な
もので多少は新たな期待を持ち始めるものだ。

そこに通学する生徒は、廻りの人間が決めつけたイメージをかなり気にするものだ。
私立や民間である限り、イメージ戦略は重要な要素である。

いい例が「大学のランキングを自分の人間としてのランキング」に自ら刷り込んでしまうのだ。
この「自分が決めた自分の殻」から脱出することは大変だ。社会人になっても引きずっている人もいる。私の知り合いに工業高校から通信の大学に行き、新聞社の取締役まで登り詰め、今年から大学教授になる人がいる。

今でも「工業高校時代のコンプレックスが自分のパワーだったよ!」とさわやかに話をする。新聞社の取締役をやりながら、同じ研究室にいた。完全タクシー通学する院生だった。「自分が死んでも自分が書いた本は永遠に残る。それを残すのがぼくの夢よ!」と常に聞かされていた。当時、Sさんはぎりぎりまで会社にいたからタクシーでないと間に合わないため、通学タクシー代金は莫大な金額だったと思う。奥さんの理解があったからできたのだと思う。

授業中もしょっちゅう研究室の外に出て部下に携帯で指示を出していた。急に会社から消えるので、会社に不信がられながらも博士号まで取った努力は驚嘆に値する。「42歳からの夢への執念」がすごいと思うし、頭が下がる。新聞社の取締役をしながらも常に寸暇もおしんで勉強していた姿には本当に驚いた。

大体、サラリーマン社会で取締役まで勝ち残ること自体がものすごいことである。なれるのはとんでもなく低い確率である。

しかし、今だに謙虚である。なんというか「中から出る人間としての魅力」が本当に素晴しい。世間話をしていても常人を超えた人間的魅力に引き付けられる。
いつも「こういう魅力のある人になりたいな~」と感じさせてくれる。

「コンプレックスをパワーの源にする」そして「コンプレックスを超えた事実」を証明する。
これは、想像以上に大変だと思う。

もう一人、研究室にHさんというおもしろい人がいた。医療関係者や家がドクターの方ならすぐわかると思うが、「ミドリ十字」の元社員である。あの有名な帝京大学副学長まで逮捕された有名な事件である。
今の世代にはわからないと思うから簡単に以下に説明すると

「300名を超える患者が、かってミドリ十字社が製造したフィブリオゲン血液製剤によって肝炎に感染している。言うまでもなく非加熱血液製剤の販売により有罪となったミドリ十字社である。同社は現在はウエルファイド社に合併されている。同社は以前、肝炎に罹った患者の数はおよそ100名と旧厚生省に対して報告した。

事態の重要性に基き、厚生労働省は先月ウエルファイド社に対して、肝炎発生数について更に調査をするようにと薬事法に基づき指導を行った。出産時に大量出血する女性がおよそ40万人いると推定されているので、ミドリ十字が製造した血液製剤を使ったため肝炎に罹患する患者の数は今まで考えられていたよりはるかに大きいと思われる。」

このHさんは研究の傍らにこの事件の全貌を(名前は全て仮名にして)小説を書いていた。
しかし、志半ばにして「くも膜化出血」で帰らぬ人となってしまった。机で静かに亡くなった
と聞いたので書きながら亡くなったかも知れない。線香上げに行って「あの小説どうなりましたか?」なんて聞けなかったのでどれ位完成していたかわからない。もし、出版されていたら
「白い巨搭」につぐ話題作になったかも知れないし、TVドラマ化されていたかも知れない。

奥さんが保存していれば原稿はあるかも知れない。もうないかも知れない。
「未完の大作」がこの記事がきっかけとなって登場するかも知れない。

Sさんは夢を現実のものとし、Hさんはできなかった。
奥さんの反対がなければ書きながら亡くなった作品を世に出してやりたいものだと思う。

~会場の雰囲気に飲まれるな~

<特別集中号>

受験生が逆転するかどうかは最後に自分の腹が座っているかどうかで左右される。
確かに普段はいい加減だが、本番だけやたら強くなる生徒もいる。

普段真面目で模擬試験の結果もピカイチでも本番の試験になるともろく崩れる生徒も全国規模では多数いるだろう。全てが報いられるわけではない。

残酷だがこれも現実だと思う。10代や20代に「本番落ちつけ!」とか気軽に言うがここはとてつもなく難しいと思う。目に入る景色が違うし、みんなが賢く見えて、何度もトイレに走り込む生徒に「落ちつけ!」と言う方が無理である。
「雰囲気に飲まれるな」という方が無理だと思う。

大舞台に慣らさせておくということが重要な要素かも知れない。

「会場の雰囲気に飲まれる、流される」、「では、どうするのか?」
ここは深く解明すればするほど難しい。

受験生の保護者はマラソンのQちゃんを育てた小出監督、なでしこの佐々木監督、野球の野村監督、水泳の北嶋選手を育てた平井コーチ、ボクシングのエディタウンゼント、サッカーの岡田監督とかレアルマドリードのモウリーリョ監督とかの本を読んで最高のパフォーマンスを出すために勉強した方がいいと思う。

特に大試合の前に監督が選手に指示を出した時の言葉は役に立つはずだ。
そういうのを読んでいると親から子供に絶好のタイミングで出せるようになる。

また、何回か落ち込むからその時に絶妙のタイミングで出さないと効果はない。

そうすると「親父、おかん、たまにはいいこと言うな!腹に落ちたぜ!!、感謝するぜ、復活したぜ、ありがとう!!!」となる。

これを「ヘップトーク」といい「これから本番を迎える緊張した選手に対して短くてわかりやすく肯定的な言葉を使いその気にさせるコミュニケーション」のことをいいます。これはアメリカのコーチが多用するものです。

そうすると「自分は理解してもらえている」と思い、共有感が出て来てモチベーションが上がります。ただし、多数のネタを持っていないとネタが尽きてしまう。
これを年間に何度も浴びせかけてやっと闘えるのが現状なんですよね。

そして人間は必ず忘れる、元に戻る。そのネタが1年間尽きないような人間はそんなにいるわけがない。そうするとまたやる気がなくなり落ち込む。
この時には「集中力が全然ない空虚な時間」なのだからこの時間は圧倒的に短い方がいい。ここが最も重要なポイントであり、難しい点だと言える。

大体、未完成な10代や20代前半の人間が遊びたいのをこらえてレベルの高い壁にぶつかるのである。年間に何回もブルーになったり落ち込むのが当然だ。
だから1年間ずっとモチベーションを保てという方が「無理、無理」と言える。

大体、親が子供がわかりきった内容や何度も聞いたことのある内容や外れたトンチンカンな内容や発言を言い続けると全く聞かなくなるものだ。
最初は聞いているが子供の方が詳しいと次第に相手にされなくなっていく。

だから親もこういう点まで研究している家庭は相当強い。

例えば受験校が8大学とする。

Aパターン:「こんなに多数受けてどうすんねん、無理、無理、絞れもっと!」

Bパターン:「この生徒はものすごく緊張するから多数受けさせましょう。
最初はおそらく舞い上がって失敗するでしょう。でも4校目位からほど良い慣れが出て来て本領発揮するでしょう。多少の疲れが緊張感の発生も止めるでしょうし、慣れて模擬試験のようになり後半尻上がりに強くなるはずです。」

同じ内容でも言い方一つで全く変わるはずだとわかるだろう。大切なのは
「なぜ、そうなのか?」という理由に正当性があるかどうかだと思う。

だから、本番前の最後のメール一通の内容でしゃきっとして爆発的な成功を起こす場合もあるから。これはあなどれないと思う。
伝える言葉次第で完全に息を吹き返す可能性は十分あると思う。

「会場の雰囲気に飲まれる」、これは相当の恐怖だと思う。
緊張や精神的動揺は全ての能力を奪ってしまう。特に焦って頭が真っ白状態になり易い精神的に弱い人は練習より10~20%位は本番は下がるものと思っていた方がいい。神風が吹いた人は上昇気流に乗れると思うが....

ましていったん歯車が狂うと取り戻すのは至難の技だ。
完全軌道修正して取り戻した経験はあるが、誰にも通用するとは正直思えない。

これを超えない限り、何度も失敗する可能性がある。
人間の性格はそう簡単に越えられるものではない。
「ここ一番の強さ」を身につけるにはものすごい壁があると思う。



大体、成功までのステージは3段階に分けられる

1.自己管理とモチベーションのステージ

ここで何のためにやるのか?と言う「心」が完成することと自分を管理して勉強の完全習慣ができるまでのステージ、勉強の土台が固まるまでの地味な努力を継続するステージと言える。「心の強さ」が必要な時期

ここで2年かかるともう1年で3浪が来る。意識の低い生徒はここで2年かかる。いかに早く3浪目が来るか理解させた方がいい

なんとなくスタートして気がついた時にはものすごくリスキーな状態になっている。ここに気がつかせる理由を考えさせることが大切だと言える。原因があって結果としての現状がある。

ここを本人に強く認識させ、反省させないと本当にまずいと思う。


<自動的に3年突入の理由>

ここでなぜ3年目まで突入して気がつけば後述する「がけっぷちのステージ」に行くのか気がついたことを書いてみたい。

(1)学校でやっていることと入試問題の出題レベルの乖離が大きい。模擬試験と現実の問題との乖離も大きい。模擬試験の判定と現実の判定との乖離も大きい。
特に私立の合格判定に組み込まれたプログラミングは当てにならない。

(2)何回か落ちないと本当に真剣にならない。本当の危機感は持たない、持てない。

(3)18年サボった生徒は昔の自分の基準から見たら相当勉強しているのだが、現実はスタートラインにやっと立っただけ、だから求められる基準値に気がつかない。
昔のサボりまくった自分と比較して努力しているから本人が落ち込む。

(4)46歳まで現役投手だった工藤投手が言っていた。「教えることなんてできない。相手に聞く気がなかったら一緒ですから...」と聞いているようで腹に落ちていないし、行動まで起こしていない。

(5)無駄な結果の見えている出願をして無駄な出費を繰り返し続ける。明らかに無駄なのに出願し続けたりする。数打ち作戦に望みを託す。現在のような状況では一定のレベルまで行かないといくら受けても無駄だと言える。

親はそんな基準は絶対わからないから受けさせるが、無駄受験料や交通費、宿泊費の全国的な合計金額はものすごい金額だと推測する。まるでバーゲンセールの会場に飛び込むかのように受けまくり、落ちまくる生徒もいる。
確かに宝クジは買わないと当たらないが、見える先生には見えているはずだ。

(6)模擬試験の成績が上がって来ると自分を特別な存在と勘違いするようになる。しかし、本番は全く異質なものという認識を持っておくことが必要だ。たしかに成績が上がって勢いづくことはいいことだ。ただし、この試験に滑り止めなんてない。

猪突猛進状態にストップをかけることは難しいし、モチベーションを下げることにもなる。
「成績が上がる=妙な得体の知れない自信を持つ=無謀な勝負をしたがる」このやっかいな状況も出て来る。「そこは止めとけ!」と言っても若者の暴走は止まらない。

「聞かないよね?、」聞くわけがない。理由はまだ悲しんでいないから、本当に落ち込んでいないから...ですよね?、それよりも本命を合格して称賛されたい、「俺をバカにした連中よ、ザマぁ、見ろ!!」って言いたい、言ってみたい。「お前、すげーじゃねーか!」って話題になりたい。当然である。クールになるまで繰り返す。こういうフルコースを経験して初めて気がつくとも言える。

つまり、18年サボって来た生徒が今までの自分を消毒して、浄化して全ての考え方や危機感や現状認識を完全にするためには2年間は短すぎると言うことだ、20%しか入れ替えできなかったら5年かかると言うことだ。 これが最大の隠されて来た原因と言える。長く染みついた幼少期の生活習慣や性格も関係してくる。

「18年染みついた人間の完全リセットが勉強の習慣のゼロからの改善がたった2年でできるのか?」という問題になる。偏差値65まで行くのに1年半かかったとする。それだけではなく受験戦略や受験の仕方やいわゆる「損をしないための知恵」の部分もいる。

そこまで行くのに猶予期間は残り半年しかない。それは何回か落ちないと気づかないようになっている。悲しみを繰り返してやっと本気で取り組むからだ。
悲しみの交換条件として「謙虚さと冷静さ」が手に入るようになっている
その時にはもう遅い。

例えば中途半端に実力がついて国私立併願してどちらも撃沈するようなケースを繰り返さないと反省しない。しかし、これを2回やるともう4年浪人したことになる

つまり、2年失敗してそこから知恵を持たずに2回思いつきで失敗するともう4年だ。今さら
工学部に転校して就職しても4歳年下になってしまう。もう引くに引けない。その代わりプレ
ッシャーは年々大きくなる。この何も知らない状態で2回失敗して「気がつけば4浪目」は
気をつけるべき教訓だと思う。

「このわずか2回の判断ミス」がアリ地獄へ突入したらまずいと思う。「失敗は経験、成長の源」なのだが、この試験においては著しく不利になる可能性がある。まして本人が第1回目を失敗と思ってなかったら「俺、1回しか失敗してねーよ!」になる。

10代や20代の若者が1、2回の失敗をするのは当然だ。でもそのわずか2回が4浪目に自動的に蓄積状態を創ってしまう。ここに廻りに誰もアドバイスをできる人間がいなければ「多浪のコピー」が創り上げられる。ここだ!

これで逆算しての「2回のミスとは思わないミス」が大きな地獄への入り口になることが解明されたと思う。パターンは色々あると思うが最大公約数の状況はここに集約されるだろう。だから「進路指導」とはものすごく重要なものとなる。

そして、ここで付け加えるべきことがある。精神的に追い詰められると同じ行動を取るようになる。ネット等で「多浪差別しない医学部」とか「多浪にやさしい大学」とかの情報にものすごく左右され始める。確かに全員、高得点を取るので最低合格ラインがものすごく高くなり、更にサバイバル競争がきつくなる。

自分で「この大学は多浪は取らない!」と決めつけて進路の選択肢を狭めていく。
つまり長期浪人者が情報に吸い寄せられて「共喰い状態」になる。

この情報に左右され始めるともともとの選択肢が狭められてしまうため「絶対に外せない」と更にプレッシャーを自分にかけるようになる。人間と言うのは「追い詰められた心理状況」ではまず外す可能性が高いものである。

「追い詰められた状況を創らない、そこに行くまでに逃げ切る。」これしかない。 

イメージ的には最初は4車線の広い道路だったのだがだんだん車道が狭くなり、最後は自転車しか通れない路地裏の小道に入ったようなものだ。

驚くほど同じルートを通過しているのに解明できていない所が不思議でならない。「お前、わざわざ解明すんなよ、ライバルが強くなるやんけ~」と思われるかも知れない。それだけ多くの人が「鈍感」なのかも知れない。また助言する人もいなかったかいても聞いてなかっただろう。

いや、複雑過ぎて放置されて来たのだろうと思う。5年も立てば別世界になるのが入試の世界だから....

基礎構築の2年と無意識にずれ込む2年でもう4年目だ。これが最大の気がついていないか、ベールに包まれていたなんとなくわかっていたが完全認識していなかった「長期化の癌細胞」だと思う。

まして「浪人してからがんばるんや、俺は...」とか猶予期間を高校卒業後に勝手に自分に与えている生徒は上記より1年ずれ込むから3浪が確保されたようなものだ。なぜなら高校3年時が記念受験状態だから....何もやってないのに等しいから...

また勉強の習慣や規則正しいリズムの完成したようになるまで半年かかればこれまた3浪目にずれ込むことになる。今までワガママ放題の生徒が生活習慣を完全に改めるのに半年やそこらで無理だろう。これもまたずれ込むことになる。でも意外に平和状態だから本人は気がつかないようになっている。

また、今まで「本気にならずになんとかなって来た平和人間」がわずか10ヶ月の中でサイボーグのような自己管理が出来て100%勉強の習慣ができるまでにそんなに短時間で出来るわけがないというのもある。また、座ってはいるが全て吸収して栄養になっている状態まで行くわけがない。

わかるよね?残り半年180日で1ヶ月に集中できない日やイベント等で潰れたりやる気のない日を引き算していくとする。1ヶ月に10日あったとすれば合計で60日が差し引かれるから120日で残り実質4ヶ月に減ってしまう。
これはほとんど無意識状態だから気がつかないのも当然だ。

座っているけどパズドラやラインのタイムラインやメール返信をしている時間を差し引けば更に短くなっていくだろう。
毎日、自分に鬼のように厳しくなれないよね?、甘くはなれるけど...

したがってこれもずれ込むことになる。だって自分の「精神的たるみ具合」は計測できないし、外から見えないからね。ここまでで偏差値65まで1年半に「残り半年のずれ込み具合で3年目突入」の構造が見えたと思う

なぜなら「自分は今までよりはやっている!という認識」はあるからだ。
緊急避難装置のブザーの音は自分には聞こえないようになっている

自己満足の許可は自分自身だけが与えるから...
再度、言おう「自己満足の許可は自分自身だけが与えるから...」

ここまで読んでわかる人にはわかるだろう。「目隠しをさせられてスイカ割り」をやらされているイメージに近い。まっすぐ最短距離を通り、確実にヒットさせるまでに無意識の右往左往状態が自然な3浪目を創っていることになる。

スイカ割りは横からアドバイスが来るが、耳栓をしてやっているようなものだ。

まるで何か「多浪される方はこちらへどうぞ!」という風に交通誘導されて夢遊病者のように崖の方向へ何の疑いもなくロボットのように歩いて行き、崖から落ちて台所の流しに食べカスが吸い込まれて行くように同じ種類の人間が吸い込まれて行くようだ。

また、この部分について深く解明した情報もあまりないと思う。多かれ少なかれ、心の中にある「ちょっとした油断、緩み」が知らず知らずのうちに繁殖し、むしばんで行くようだ。「誰も教えてくれない」というのも影響しているだろう。

「本当に理解したの?」の深さは人間は「驚くべき低さ」でしかないということだ。
そしてそれに気づくのは至難の技だと言うことだと思う。
スピード違反に気がつかないドライバーのような人間に冷静な客観的なアドバイスは耳に入らなくて当然とも言えるだろう。


<入試の輪郭を早く知る>

早い時期にこの試験の背後にある情報を把握して逆算できるかどうかが鍵となる。

(1)どんな受験生が何のために狙うのか?、メリットはどこにあるのか知る。

(2)その受験生やその家族の背後にある本音は何なのか?

(3)どういう選択をしたらどういう不利益や利益があるのか?

(4)この試験の予想できない気がつかないために誰もが陥りがちなミスを知る。

(5)小論や面接や願書作成や適性にどれだけ時間がかかるか知っておく。

(6)誰もが同じことを考えることにより予想もしない「穴」が出る。それを知る。

(7)「なぜ自分が浪人したのか?」の原因を追及して答えを出しておく。
「自分自身のストーリー」、「自分自身の弱点」を知っておく。

(8)国私併願できるのか?、私立のやりにくさはどこにあるか知る。
センター失敗して急に準備することがいかに無謀であるか、2次で本校まで行って落とされることがいかにダメージを与えられるかを知っておく。

(9)志望校の選択や進路指導の致命的ミスを事前に知っておく。

(10)自己管理や持続力の大切さと自分自身の克服方法を知っておく。
特にセンター失敗した後にすぐにモチベーション100%に戻すことが難しいか知っておく。負の連鎖の恐さを知っておく。

特に(10)のセンター失敗は恐いと思う。世の中で最も努力が報われない試験が医学部のセンター試験と言えるのではないかと思われる。そしてまたセンター問題ボケした頭脳で全くタイプの違う私立に気持ちを切り替えて闘えない場合もある。1次うまくいっても2次で本校まで行って落とされると立ち直れないし、そこで立ち直れたらすごいと思う。

「ここからどうやってがんばれるんだよ?」という気持ちもわかる。

私自身はこの輪郭を学ぶことによりスムーズな導入が出来ると思う。少なくとも想定外の出来ごとや直前パニックになることはないと思う。2年で終了するか、それ以上まで行くかどうかはこの「輪郭の早期把握」にあると思われる。  

競技に参加する選手が競技を知らないで参加しているようなものだ。
最も多いのは「知らなかった!」、「気がつかなかった!!」だから......
毎年、激変しているのにそこに30年前と同じ感覚で対処している方もいるから

2.だんご状態突入のステージ

ある一定の層が微差により補欠にかかったりするステージ、その時の
コンディションや状況により突き抜ける可能性のあるステージ
ある意味、このステージで逃げ切るのがベストとも言える。

3.突き抜けられない「負の連鎖」のステージ

後がない状態のため精神的呪縛から抜けられない。負け癖というか負の連鎖から抜けられない状態。センター本番だけ何度も失敗し、私立も長期浪人のためハンディを背負う状況になる。ここまで行くとかなり脱出が困難になると言える。いわゆる「崖っぷち」のステージと言える。

長期浪人のハンディのため「絶対に高得点を取らねばという宿命」がかなり自分を追いつめて来る。ここまで来ると受験生と付き合う方もかなりきつい。

そして暖かく見守れる家庭ならいいが、いい加減しびれを切らして来て「いい加減片づいてくれ!、もうどこでも行ってくれ!!」のように家族関係の中で険悪になり受験生そのものがどこにも居場所がなくなってくる。こうなると更に重圧がかかる。

私も保護者の気持ちはわかる。最初は「目標に向かって努力をしている人間」に目を細めるのだが、長期化すると仕事で疲れている時など「何年も道楽している人間」のように見えてイライラして当たりたくなる。

受験生だってそれ位のことはわかるし状況を察することはできる。つまり3重、4重のプレッシャーを自分に乗せるようになる。これも「負の連鎖」を増長させる。

人間的にも未完成な人間がこれ以上ない重圧を抱えて能力を発揮できるか?というのが根本的な理由だと思う。

ここまで来るともう成績ではなく精神的にどう立て直すかが究めて重要と言える。
いや、それが全てと言ってもいい位だ。うまく逃げ切って欲しい。

このステージをどのような言葉で言い換えると最も伝わるかずっと考えていた。
「自分で自分を追い込み過ぎて自爆する」という簡単な構造なのだが....

それは
「必死過ぎて自分で自分に負けてしまうステージ」と言い換えられると思う。

そのためには「ここまで行くまでに逃げ切る」しかないと思う。
構造としては簡単だ、でもその中を追及した情報が今まで無さ過ぎた。
ここに「その答え」があると言える。

これからトライされる方はここに書いてあることを他人の問題と思うのではなく「自分もそうなるかも知れないんだ...」と自分の問題に置き換えて心の中に残して欲しい。そして気持ちを引き締めて欲しい。

現役生に向けて~「量から見る解析」~

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ここまで読んでまだフレッシュな現役生は「多浪すると大変なんだな~」と思ったと思う。でもね、今そう思っている皆さんと同じ状態だったんですよ。
今、苦しんでいる多浪生も皆さんと同じく最初はフレッシュだったんですよ。

これだけ受験生とその家族が悩んで苦しんでいる状態があるにもかかわらず、まともに原因を分析した情報もあまり出てこない。これって一種の伝染病みたいなものですよ。


思いっきり簡単に説明しますよ

例えば私立6校受けるとしますね。最低3年分分析するとするでしょ?
いいですか、4教科に3年かけると12題ですね。

その12題を6校受けると何題ですか?72題になりますよね?

これを高校3年の8月から始めると1ヶ月14題ペースで行かないと間に合わないんですよ。ここ重要ですよ。
でも1ヶ月14題は無理ですよ。わかりますね。2日に1回難解な問題解くのきついですよ。それ残り6ヶ月間もずっと継続できないですよ。

やっても苦しいだけだし、基礎のない状態でやった所で何も残らないですよ。

これでギリギリ間に合うんですよね。でも基礎ができてないと意味がない。
また、復習や毎日決めた自分の勉強ができなくなる。
人間だから全くやる気のない日だって出て来て当然ですよね。

最低3年見たとしてもこの超人的ペースになりますよ
それより8月までに戦える基礎力ができるかどうかだって疑わしいでしょ??

基礎ができてない生徒は夏までに揺るがない基礎力を創っておかないと解けないですよ。ね!、もうこれだけでわかるでしょ?

1ヶ月に14題の解析ってきついですよ、やってみたらわかりますよ。
それに学校のテストや全国模擬試験の予定も入れてみてくださいよ。

もう見えて来たでしょ??

無理でしょ?
そのペースでぎりぎり3年分の研究ですよ。

もともと時間ないのに油断して「お決まりの直前パニック」でレースに参加しただけになりますよ。

この状況にセンター10年分と2次対策加えたらどうですか?、小論文や面接や適性や願書作成まで加えたらどうですか?、当然わけわからないまま1年目突入するのがわかるでしょ?

この当たり前の事実を誰も教えないから2年、3年と押し出されてしまう。
漠然と飛び込むからね。逆算しさえすればすぐわかるのに誰も教えないから後でとんでもない苦しみを味わうことになる。

ここで1年目終了ですよ。よくある記念受験にもならない「から廻り受験」で終了ですよ。これで上の記事ときれいにつながったでしょ?

誰も教えなかったらこうなりますよ....

ここですよ、ここね、現役はよく読んでね!!!
でないと同じ運命になる可能性がありますよ。

今、苦しんでいる多浪生もここを読んでいる皆さんと同じく気がつかずに他人ごとのように初年度終わってしまったんですよ。そこで上の記事につながって同じようになって行くケース多いですよ。

「ここを読んで体に電流が流れる位気がついた人は逃げ切れるんじゃないかな?」
そう思いますよ。
頑張ってくださいね。

自分で気づくことが一番大切ですよ。忘れないでね。

そしてね、簡単に言えばね、ここに書いてあるこの記事の内容の逆を早くからやればいいんですよ....意識してやるだけでも全然違いますよ....


皆さんがフレッシュなままでね、この試験を逃げ切れたら幸せなことですよ...
これで十分見えたでしょ?、ここまで教えたんだからがんばってくださいよ。

PS:参考資料
 
医歯学部受験指導記録51
「~なんとかしてやりたいが(マイナスの無限ループ)~」
 
皆さんがこの状態に行くまでになんとか逃げ切って欲しいと心から思う。

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