医大入試において大きなパニックを起こす原因として受験生及び保護者の情報不足が問題となる場合が多い。おそらく国公立の前期、後期のように「おそらく時間はあるのでは?」と思ってシーズンに突入してパニックを起こす。もう一つは1次さえも合格していないのに「2次を考えても仕方がない」という確約のない試験から起こるものだと思う。
ある意味では正解ではあるが、もし1次合格した場合に「1日、2日で何ができるのか?」は考えておくべきことだと思うし、「2次で不合格になるとものすごく悔しい」ということも頭に入れておくべきだろう。(理由は、このせったスケジュールの中でわざわざ時間を創り、宿泊までして本校まで2次を受験しに来たのに2次で落とされると、「こんなことなら1次で落としてくれ!」と言いたくなるし全体の受験活動のスケジュールが大きく乱されるからである。おまけに失敗することにより体力もモチベーションも下がることから単なる「骨折り損」になる可能性があるからである。
次に複数合格した場合に決められた時間までに「交通機関のスムーズな移動が可能なのかどうか?」も考えておくべきだろう。 最後に複数大学とのバッティングが起こった場合に「どれを蹴るべきか?」等を事前に様々なケースを想定して考え抜くことが必要だと思う。自分で「この場合はこう、そしてこういう場合はこう」と2次試験で最も有利なパターンを事前にあらかじめシュミレーションしておくべきだろう。
「判断ミスは人生を狂わせる」位の気持ちでちょうどいいと思う。また、シーズン中や終了後に「あの大学を受験しておけば良かった」という後悔を残したら絶対にダメ だと思う。 それだけは避けるべきだと思う。後を引くから
大学名 | 1次発表日 | 2次試験日 | 2次までの期間 | <注意点> |
---|---|---|---|---|
1月20日 岩手医大 | 1月27日 | 2月3日 | 6日間 | 藤田2次とバッティング |
1月21日 金沢医大 | 1月26日 | 2月1日 2月2日 | 5日間 | 女子医、久留米、聖マリ 1次とバッティング |
1月22日 杏林大学 | 1月25日 | 1月29日 | 3日間 | 昭和Ⅰ期1次とバッティング |
1月23日 川崎医大 | 1月26日 | 1月30日 1月31日 | 3日間 | 関医、北里、近畿、日医、埼玉1次とバッティング、東邦2次とバッティング |
大学名 | 1次発表日 | 2次試験日 | 2次までの期間 | <注意点> |
---|---|---|---|---|
1月23日 | 1月27日 | 1月30日 1月31日 | 2日間 | 関医、北里、近畿、日医、埼玉1次とバッティング 川崎2次とバッティング |
1月24日 藤田保健 | 1月29日 | 2月3日 | 4日間 | 岩手2次とバッティング |
1月26日 愛知医大 | 2月1日 | 2月4日 2月5日 | 2日間 | 順天堂2次とバッティング 慈恵会、帝京1次とバッティング |
1月27日 兵庫医大 | 2月4日 | 2月6日 2月7日 | わずか1日 | 東海、東京医大、帝京1次とバッティング 順天堂2次とバッティング |
<注意>
兵庫は一次から二次までに1日しかないため年内に小論文や面接対策を済ませておくべきでしょう。
(毎年、兵庫で予想外に何も2次を準備していなかった受験生が1次合格し、「1日で2次なんとかしてくれ!今から行くから!!と電話で嘆願されるケースがありますが、いきなり興奮して電話して来られても困るというのが正直ですよね。「俺の人生かかっとるんや!」とか言われてもどうしようもないですよ。大体、興奮して名前も名乗らず一方的にまくしたてる。)第1に先生も心の準備できてないですよ。
また、川崎の2次が大学の指定した日時に来いとなった場合は、関西医大は受験できないとなったりします。更に金沢と藤田の1次に両方合格した場合は、「どのような交通機関を利用すればスムーズに移動できるのか?」等も大きな問題ですよね。
例えば、27日に関西の兵庫か関東の順天堂を受けた後、獨協を考えたとします。「獨協医大はどこにあるのか? 栃木の宇都宮なんて今まで行ったこともないぞ! そもそも晩から移動できるのか? 何時頃到着するのか? 翌日は何時に出たら会場に間に合うのか?
翌日の昭和は関西で受けた方が近いのか関東で受けた方が近いのか、また何時のどの電車に乗ればいいんだろう? 近くに今からホテル取れるのか?」とか直前に慌てて考えるようではダメですよということですよね。
(地方で現時点でもうホテルが全て予約されている地区だってありますよね。)
全国が一斉に動き始めるわけですから早い方がいいですよね。
会場からかなり遠かったりしたらイライラしますからね。
直前にパニックになる大きな心労を考えれば、先に準備しておく方が楽ですよね。
ただでさえ精神的に疲れる受験シーズンなのにわざわざ自らパニックになる必要はないですよね。また一層不安にもなり、精神衛生上この上なく悪いですからね。
よく、地方の生徒が旅行用のキャリーを全速力で引っ張りながら、そして滝のように汗をかきながら会場に時間ギリギリで飛び込むシーンて見かけますよね。大事な時期に風邪でもひいたら大変ですよ。
まして冬に着こんでるから汗が全部ひいて冷静になるまでに時間かかりますよね。
初めての道や方向そのものがわからない場合ってありますからね。
相当焦りますからね。 慌ててギリギリで志望校を増やすと現地下見の暇がないのもわかります。
また、急に2次試験の受験予定が入ることで元々の予定が激変したりしますからね。
「合格に王手かかった!」と喜びますし、そこまで全敗だったら以降の入試予定がどうでも良くなったりしますからね。「藁をもつかむ心境」になりますからね。
特に1月の1次試験が2月前半に2次になっている場合、2月前半の1次に時間取れないですよね。例えば、大阪医大と福岡の入試の前に1月の試験で複数合格したら「対策予定として空けていた時間」がほとんどなくなりますよね。ここ注意ですよね。
(今年、初めての方で1次試験複数合格したら、移動、移動できっとそうなりますから気をつけて下さいね。これは「いい意味でのパニック」かも知れませんが。)
何が起こるかわからないですからね。冷静な判断力が求められますからね。
注意して下さいね。家族の協力も必要ですよね。団体戦ですからね。
紙に時間軸に合わせて予定を書き出し、じっくり年末までに考え抜くことを勧めます。
経験者はわかっていると思うのですが、1月第3週から2月第2週までのわずか1ヶ月の本当に「凝縮された戦い」ですよね。
「あっ!」という間に過ぎますからね。
今年、初めての受験の方は「どのようなルートを通るべきか全くわからない」という方
もいるでしょう。
うまくこの「パズルのような日程」をくぐり抜けて後悔のない選定をしてくださいね。
大学名 | 1次発表日 | 2次試験日 | 2次までの期間 | <注意点> |
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1月27日 順天堂大学 | 2月2日 | 2月5日 (小論文) 2月6日 2月7日 2月8日 (面接) | 3日間 | 愛知2次とバッティング 帝京、東医、東海、日大1次とバッティング 兵医 昭和、北里、埼玉2次とバッティング |
1月28日 獨協医大 | 2月6日 | 2月9日 2月10日 | 2日間 | 大阪医大1次とバッティング |
1月29日 昭和大学Ⅰ期 | 2月3日 | 2月8日 | 4日間 | 日大1次とバッティング |
1月30日 関西医大 | 2月9日 | 2月13日 | 3日間 | 久留米、慈恵、東京医大、聖マリ2次とバッテ ィング |
大学名 | 1次発表日 | 2次試験日 | 2次までの期間 | <注意点> |
---|---|---|---|---|
1月31日 北里大学 | 2月4日 | 2月6日 2月7日 | わずか1日 | 東海、東京医大 、帝京1次とバッティング 順天堂、兵医、埼玉2次 とバッティング |
1月31日 日本医大 | 2月8日 | 2月11日 2月12日 | 2日間 | 福岡1次とバッティング |
1月31日 埼玉医大 | 2月3日 | 2月7日 | 3日間 | 東海1次とバッティング 北里、兵医順天堂2次とバッティング |
2月1日 東京女子医大 | 2月8日 | 2月11日 2月12日 | 2日間 | 福岡1次とバッティング 日医2次とバッティング |
大学名 | 1次発表日 | 2次試験日 | 2次までの期間 | <注意点> |
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2月1日 久留米大学 | 2月8日 | 2月13日 | 4日間 | 聖マリ、慈恵、東京医 大 関医2次とバッティ ング |
2月2日 聖マリアンナ | 2月9日 | 2月13日 2月14日 | 3日間 | 久留米、慈恵、東京医 大 関医2次とバッティ ング |
2月4日 東京慈恵会 | 2月10日 | 2月13日 2月14日 | 2日間 | 久留米、聖マリ、東京医 大、関医2次とバッティ ング |
2月6日 東京医大 | 2月10日 | 2月13日 | 2日間 | 久留米、聖マリ、慈恵 関医2次とバッティング |
PS:この時期に「すでに諦め半分の受験生」への
タイムリーなアドバイス
ダラダラとシーズン終わっても何も得るものがないと思うんですよ。自分の中で医学部受験が、かなり人生において重要な部分を占めているのであれば全力で最後までぶつかった方がいいと思いますよ。どうでもいい試験ならそれでいいですよ。結論から先に言いますよ。
だって来年が初めてになってしまいますよね。F1レーサーだってコース廻る時に全力で「本番さながらに走ってこそ、コースのくせ、カーブの曲がり具合、ブレーキをかけるタイミング、アクセルを踏むタイミングがわかるし、経験しておかねばならない」って言いますよね。いきなり本番だとコース感覚さえわからない。
ダラダラやると来年の「栄養」や「ヒント」にならないですよね。更に浪人終了予定よりもう1年追加される可能性もありますよね。「活きた経験」を得るためには全力でぶつからないと教訓にならないと思うんですよね。このアドバイスに納得して「勢い」ついて逆転合格したケースってありますからね。みんな不安になってガチガチになりがちですよね。「勢い」つけて突入すべきだと思うんですよ。
本気でしがみつかないと「活きた教訓」にならないと思うんですよね。本気でいってこそ、「この時期はきつかったな、ここで息抜くべきだった。場所意外に遠かったなとかタクシー使うべきだったな、家に忘れたあれを見直すべきだった」とかね。
そして、その注意事項を記録しておく。そうすれば強力なオリジナルノウハウになりますよね。 翌年、絶対強いですよ。少なくとも同じミスしないですから
でも今年手を抜くと来年「初めてのミス」必ずやりますよね。1年ずれてるからでも経験していると大きなミスはしない。本気で学習していれば
だから本気で体験すべきなんですよね。 そうですよね。 暗くなってると暗いもの引き寄せてしまいますよね。さあ!気持ちを切り替えて動きましょうよ!
最後に大切なポイントを一つだけあげろと言われれば、入学するかどうかは別にして
「早い時期に一勝挙げることですよ」。これは、経験者ならわかると思いますが、
「精神的起爆剤」としての一勝ですよ。全然違いますよ。そこからの加速がね。
できるだけ早く「全敗という最悪の事態」を逃れさせる。浪人生の場合は特にね。
安心させてから本命狙わせるのがいいと思いますよ。 センター試験爆発して成功したら
まよわずセンター利用で一勝確保する。
それから緻密な戦略で少しでも本命に近い所を冷静な心境で確実に落としにいく。
確実に強気になれますからね。
最悪のケースはなめてかかって階段から足を踏み外したようになだれ式に落ちていく
パターンですよね。ここから流れ変えるのは相当に難しいと思いますよね。
「後になればなるほど苦しくなる」ということですよね。作戦って本当に重要ですよ。
慌てふためいて3月突入は苦しいパターンですよね。
気をつけてくださいね。
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