MENU

医学部受験は何から始めるのがベスト?合格するための必須ノウハウを解説します!

大学受験の中でもトップレベルに難易度の高い、

「医学部受験」

とにかく受験勉強を頑張らないといけないことはわかっているけれど、

「実際のところ何から始めたら良いの?」

といった疑問を持つ方は多いかもしれません。

今回は過去に多くの医学部受験生を見てきた経験をもとに、医学部に合格するためにまず始めに何をするべきか、徹底解説していきます。

目次

【必須事項】医学部受験は何から始める?押さえるべき王道合格ルートを解説します!

早速結論からお伝えします。

医学部を志す受験生が最初に取り組むべきことは2つあります。

1つ目、数学・英語の二科目に加えて、共通テストを受ける方は国語、これら3科目を安定して高得点が取れるようにすべきです。

そして、2つ目に理科の選択がまだの高校生はできるだけ早く化学+「生物もしくは物理」の選択をし、全体を一通り学習するようにしてください。

これらの理由に関して順を追って説明していきたいと思います。

医学部受験はなぜ難しい?合格までのハードルを理解しよう

初めに、国数英の安定した高得点が必要な理由を解説するためには、医学部受験全般に共通した王道の合格ルートを知る必要があります。

私立の医学部を一点突破で目指す場合を除き、多くの医学部受験生が共通テストを受験し、その点数を持った状態で医学部の二次試験に挑みます。

あるいは、共通テストが振るわなかった場合に、二次試験単独でも戦うことのできる私立医学部に変更するパターンもあります。

つまり、国公立と私立の両選択肢を得るためには共通テストを受験し高得点を取ることが最初の関門になってくるというわけです。

そして、多くの医学部の共通テスト必要科目が以下の通り。

「国語、数学、英語、理科(2科目)、社会」

このように受験生の中でも特に受験科目が多く、合計して8割以上の得点が合格ボーダーラインになってきます。言い換えると、総合得点で8割以上を取るにはどの教科であっても、最低でも7割程度得点する必要があり、非常に高い偏差値が要求されるという意味です。

その中でも国数英の点数比率は非常に大きいことに加えて、数学を除けば学年に関係なく勉強しやすい科目であることからも早めにこれら3科目は高得点を目指すべきだという理屈になります。

そうして共通テスト8割以上という第一関門を突破した受験生が、二次試験で「英語・数学・理科」でさらに難易度の高い問題に挑むといった流れが一般的です。

まとめると、共通テストで全般的に高得点を取り、二次試験で難問を解く、この流れが作れた受験生が合格できます。

化学は基本的に必須、生物か物理のどちらかを選択

国数英の重要性はお分かりいただけたかと思います。

次にお伝えしたいこととしては、応用の理科に関してです。

多くの医学部は理科応用が2科目必要であるため、物化生の中から2科目を選択します。

詳細は長くなるので割愛しますが、一般的に点数が安定しやすい「化学」はほとんどの医学部受験生が受験しており、物理か生物のどちらかを選ぶことが多いです。

この理科2科目を二次試験レベルまでもっていくためには、とにかく早く科目全体を通しで勉強する必要があります。たとえ進学校であっても、3年の受験期ギリギリまで2科目目の理科授業が残っていることも珍しくないため、医学部を目指す受験生には自主的に勉強を進めていくことをお勧めします。

そういった理由から、まだ理科選択ができていない受験生には早めに決定することから始める必要があります。

医学部受験は勉強以外にもやることは沢山

勉強については、

「国数英の強化」「理科科目の履修」が最優先だとお分かりいただけたかと思います。

しかし、医学部受験には勉強外にもやることがあります。

具体的には「面接と小論文」の対策です。特に面接はほとんどの医学部で推薦、一般いずれの入試形態であっても課されてくるため、学校の先生に対策を手伝ってもらうか、我々のような塾で対策をする必要があります。

勉強と比べると優先順位は下がりますが、直前に雑に対策をするわけにもいかないので、共通テスト前であっても、どのように対策をするか計画くらいは立てておく方が無難です。

以上が「医学部受験は何から始めたら良い?」に対する全体的な答えになります。

とにかく医学部は総合得点をいかに高くするか、言い換えるといかに点数を取りこぼさないかが結果的に大切になってきます。

医学部受験対策はいつから始めるべき?【学年別の目安と戦略】

前セクションでは、具体的に医学部受験で何から始めるか解説しました。

ここでは、もう少し詳細に学年ごとにそれぞれのタイミングで何から始めたらよいのか簡潔にご紹介していきたいと思います。

中学生〜高校1年生:英語を中心に基礎学力をつける

高校1年までであれば、時間的にも比較的余裕がありますし、まずは英語を中心とした基礎科目(国数英)の実力UPを目指してください。理由は冒頭でも話した通りで、これら3科目は医学部に安定して合格するために必須の科目になってきます。

また、これは私個人の経験ですが、意外と「国語」が苦手な医学部受験生は不合格になる確率が高い気がします。直接的には国語という科目は医学部に関係がないように思えますが、やはり物事を理論立てて考えるための読解力は大学受験において非常に重要なスキルで、国語をいかに攻略するかは医学部受験においても重要なポイントだと思います。

高校2年生:応用と演習にシフトし得点力を強化

高2の受験勉強からは、模擬試験で応用問題などの演習をし始め、徐々に共通テストの過去問や、受験を検討している大学の過去問にも触れていく必要があります。まだ修学していない科目(理科応用)などは無理に触る必要はありませんが、本番レベルの問題にならし始めていく段階です。

高校3年生:共通テスト・二次対策と過去問中心の追い込み

理想としては、高3の4月からは共通テストの問題はほとんど考えて解けることが理想的です。たとえ3年の4月時点で高得点が取れなくても、太刀打ちできるポジションにいることが重要になります。

浪人生・再受験生:苦手科目は作らない

浪人生や再受験生は、受験期に一通り必要科目を学習しているはずですので、とにかく苦手分野を作らないことに注力してください。

よくある医学部受験に失敗する生徒の特徴としては、現役生と差をつけるために、理科や数学Ⅲばかりに集中することです。何度も強調していますが、基本的に医学部は総合的に高得点勝負なところがあるため、とがった点数よりもいかに全体で取りこぼしを少なくするかが大切になってきます。そのためには、科目によって死角を作らないことが重要です。

医学部を目指す受験生は、基本的には早い段階で対策を打てば早く打つほど合格に近づくことができます。上記まででまとめたことを意識しながら先取りでどんどん勉強を進めていきましょう。

医学部合格に必要な勉強方針【苦手科目を作らない】

このセクションでは、医学部を受験するにあたって各科目の勉強方針中心に、具体的な勉強方法をまとめていきます。

英語:読解・リスニングをバランス良く強化

英語は医学部受験の中でもトップレベルに重要な科目です。受験科目としてはもちろん、小論文などでも英語で課題文の読解をすることも多いです。

医学部を目指す理系の受験生の中には、意外とリスニングを苦手とする方も多いのですが、高得点を取るためにはリスニング力とリーディング力の両方が必須になってくるのでバランスよく勉強するようにしましょう。

数学:とにかく早く数IIIまで到達と実戦演習

医学部受験の数学は数Ⅲがあるためかなり難問になる傾向があります。

二次試験で難易度の高い数学の問題に対応するためには、共通テストレベルの数学ⅠA,ⅡBの習熟度は高い水準にもっていくのが理想です。過去問や模擬試験など、実戦形式の問題で実力を磨きつつ、現役生は早めに数Ⅲを最後まで学修するようにペース配分を意識しましょう。ポイントは数Ⅲを含めてとにかく本物の試験問題の理解を深めることです。

理科:化学+物理or生物の選択と理解

物化生は、2科目いずれかを選択するよう受験科目に設定している大学が多いですが、共通テストの難易度や得点の安定性から考えると化学+残りの2科目いずれかを選択することが多いです。

暗記が得意であれば生物を選択し、理解科目として勝負したい方は物理とするのが一般的です。ただ、いずれ科目であっても用語の暗記や、公式の暗記では二次試験に通用しないため受験テクニックを覚えるだけの勉強法ではなく、しっかりとした各分野の理解が求められてきます。記述式の模擬試験などを中心に、知識をつなげて利用するような問題演習を重ねることで、深く理解した勉強をすることができます。

国語・社会:共通テスト対応の効率学習

国語は冒頭でも重要だと繰り返してきました。医学部受験生の国語の勉強方針としては共通テストに特化した対策が必要です。実力が求められる現代文とテクニックで対応する古文・漢文、これらを共通テストの過去問演習を中心に対策していきます。

また、社会科目に関しても同様に共通テストの過去問で基本的には対策を行います。

ただし、注意点としては過去問の問題と解答を暗記してしまう点には注意し、「どうしてその答えになるのか」順序だてて説明できるよう意識して下さい。

繰り返しになりますが、医学部受験においては苦手科目を作らないことが重要です。
模擬試験を通して自分自身の実力を測りながら、穴のある科目は上記の各科目のポイントを意識しながら勉強の参考にしてみてください。

医学部受験に塾や予備校が必要な理由と選ぶポイント

ここからは、医学部受験の対策を始めるにあたって、

「塾や予備校に入るべきか?」

こちらについて簡潔にまとめました。

塾・予備校は勉強以外のサポートも強力

結論から述べると、

「効率よく医学部受験の対策を進めていきたい方」は、

塾や予備校を活用するのがおすすめです。

お金がかかるデメリットはありますが、

やはり受験素人の学生があれこれ考えるよりも、プロの経験と知恵を借りたほうが圧倒的に近道です。

また、塾や予備校では面接や小論文のように受験生一人ではどうにもならない部分にも手が届きます。(現役生であれば学校のサポートや指導は受けられますが、必ずしも志望するレベルの受験にマッチした教員がいるとは限りません)

他にも、二次試験の傾向を知ることができたり、同じように医学部を目指すコミュニティができる可能性など、勉強面以外にも医学部受験生にとってのメリットがあることもポイントです。特に医学部受験という難関な目標から、メンタル面で不安を抱えている生徒は多いです。同じような悩みを持つ受験生同士のコミュニティは助けになることもあります。

合格実績だけで判断は危険!失敗しない医学部受験の塾選び

勉強面のサポート以外にもメリットの多い塾・予備校ですが選ぶ際のポイントがあります。

最も重要なポイントとしては、「個別に相談できる環境があるか?」です。

今回の記事を冒頭から順序良く読んでいただいた方はお気づきかもしれませんが、医学部の受験は非常にやることが多く、学年や履修済みの科目の数などによっても個々にやるべきことの内容が変わってきます。

「今自分がやるべきことは何なのか?」「現在の進捗はどうなのか?」個人個人に合わせたアドバイスがもらえるような塾選びが非常に重要なポイントだと言えます。

合格実績に医学部があるからと安直に考えず、無料説明会や資料請求などを積極的に行ったうえで塾や予備校は決定するようにしましょう。

また、浪人生や再受験生は、塾や予備校で模擬試験を受ける環境なども手に入れられるため、積極的に検討したほうが良いと思います。

【Q&A】医学部受験は何から始める?よくある質問と答えを解説

最後に、医学部受験は何から始めるべきか、このテーマに関するよくある質問をまとめました。

Q1. 結局、医学部受験は何から始めるべき?

医学部受験では、まず「勉強は国数英の高得点を安定して取ること」から始めるのが王道です。
特に国公立医学部を受験する方は共通テストで8割以上とることがかなり重要になってきます。

Q2.志望校はいつまでに決めるべき?

理想としては高校2年の終わりまでに決定することです。大学によって必要な科目や配点、小論文・面接の有無が大きく異なってきます。

Q3.情報収集って何をすればいいの?

各大学の募集要項や入試方式、過去問、配点、小論文・面接の有無などを調べましょう。特に私立の医学部は大学によって問題の傾向が大きく変わってくることが多いです。

Q5.模試や過去問はいつからやるべき?

模試は高校2年生から定期的に受験し、勉強の進捗を確認したほうが良いです。過去問は、志望校が決まっている場合は、早めに触れることで出題の傾向分析をじっくりと行えます。

Q6.塾や予備校って本当に必要?

効率よく医学部受験の準備を進めたい方はうまく活用することがオススメです。学習面のサポートだけでなく、個別に相談できる環境があることが重要だと思います。合格実績や講師の質だけでなく、カリキュラムの柔軟性やサポート体制も確認しましょう。基本的には医学部受験向けのプランなどがある塾は十分なサポートが可能だと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次