90分 100点 受験番号のみ記入する。(氏名は記入してはいけない)
問題用紙2枚、答案用紙1枚、下書き用紙1枚の合計4枚 答案用紙、下書き用紙をミシン目
から切り離す。(氏名は記入してはいけない)
「適度な大きさの読みやすい字で書け」と注意書きがあるということは、汚い読みにくい字で
書いていた場合、答案を見てもらえない可能性があるということは否定できない。丁寧に書くとスピードに影響するので時間配分に注意することが必要。素早く論文の構成内容を下書き用紙に創り上げることが必要。
出典:朝日新聞 朝刊 2005年4月3日 稲田清英・西井泰之
「幸せ大国をめざして:未来を選ぶ」
タイトル:「時代遅れの成長志向」
<内容>
問1、米国1人あたりのGDPとGPIの変化について書いた折れ線グラフが掲載されている。
どちらがGPIの変化を示したものか?
問2、下線部についてなぜGDPは社会全体の幸福度や達成度を測るモノサシになりえないのか?150字以内で説明せよ。
問3、GPIとはどのような指標か?
本文から類推される算出方法を100字以内で説明せよ。
幸せ大国めざして日本が選ぶべき未来像についてあなたの考えを400字以内で論じなさい。
1 出題形式:和文課題文(2000字~4000字。データを含む場合もあり)複数設問型。課題型の受験小論文としては平均的な分量。
2 課題文内容:科学論文(2000年代に出版された新書、新聞記事からの抜粋文が多い)。科学技術に対する慎重な姿勢を問うものが中心。採られている箇所は明快な内容が多い。普段から科学(技術)の問題点に精通している学生は有利に展開できるだろうが、はじめて目にする内容であっても制限時間内に思考することは十分できる。
3 出題意図:医療を志すものの適性を問う。
適性には思考力、判断力、読解力、分析力などさまざまな要素を含むが、なかでも思考力が重視された出題になっている。
制限時間を各設問にどのように配分するかを考える。
配点の比重も視野にいれて戦略を立てる必要がある。設問を確認したあとに、課題文を読みながら要点を箇条書きでまとめていき、内容を正しく理解したあと、何が問われている(何を答えなければならないか)を考え、メモ書きを始める。制限字数が少ない設問ほど答えなければならないことを的確に捉えること。
字数ボリュームの大きい設問は展開の仕方に注意し、奇を衒わず、基本に忠実な答案作りをこころがける。あらかじめ、出題テーマ一覧などで各テーマの問題点を確認し、展開例をイメージしておくとよい。
09年度の推薦小論文の課題文は稲田清英・西井泰之「幸せ大国をめざして:1 未来を選ぶ」(朝日新聞 朝刊 2005年4月3日)。
設問数は4つ。設問1は2者択一の記号問題で課題文の内容より容易に正解できる(判断力)。設問2は傍線部に関する150字以内の論述。答えるべき内容の中核は課題文に記されており、制限字数内でどれだけ上手くまとめるかが問われている(読解力、記述力)。
設問3は課題文に示された用語について100字以内で説明する問題。これもおおよそは課題文に示されており、抽象的な言葉をいかに具体化して考えるか、あるいは具体的事例をいかに抽象的言葉で説明するか、など論述の基本が問われる。設問文にも記されているが、論者の「類推」する力も必要。設問4は課題文の内容を踏まえて400字以内で論者の考えを論じるもの。
要求されている字数からするとこの設問がもっとも配点が高いだろう。論構成や視点の独自性も評価の対象とされる。また、この年度は制限時間が90分であったが、設問が多いぶん、最後の答案作成にいかに時間を確保しておくかがポイント。今後、制限時間の増減は設問数のそれに反映されることが予想されるが、出題のスタイルは踏襲されるだろう。
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