昨年度に引き続き「パニックを未然に防ぐために」を情報発信しよう。「国立はわかるが、私立はわからない」という意見も多く、「わかる人にはわかるが、わからない人には全くわからない」という点が挙げられると思う。
<気をつけるポイント>
(1)国公立はセンター85から90以上%を必要とすること。私立のセンター利用もそれに近いということ。 次に注意、「私立のセンター利用の出願はセンターの前に出願する」ということ。(つまり実際に点数が取れなくても受験料は取られるということ)
センターが終わってからの出願ではないということに注意。今だに終わってからの出願だと思っている人がいる。
(2)私立は大学毎に傾向が全く異なるということ。2次試験のバッティングがあるということ。1次合格しないと2次がないのに最初から日程を開けていても意味がないということ。また、やみくもに出願しても精神力(モチベーション)とスタミナと体力が続かず、体力的にキャンセルしなければならなくなるということ。
(3)センター失敗してすぐに私立の対策を始めても時間的に厳しいこと。また、一次合格をクリアしてもすぐに二次試験が来ること。(早い場合は二次までにわずか一日の猶予しかないこと)
(4)一月の二次で本校への移動移動が続けば、2月の一次対策ができないこと。また二次で連続失敗すると精神的に参ってしまうこと。
(本来であれば次の一次対策に充てるべき時間が無駄になったこと。忙しい中、お金と時間と労力をかけて行った甲斐がなくなったことから受験生自身の元々の受験計画が大きく崩れることから来る落胆が大きい。「右手かかって左手かからず」の精神的ダメージは大きい。また、シーズン中に「折れた心」を修復するのは究めて難しいと言える。2月第2週でほぼ終了するため、あっという間に終了するからだと言える。)
このことによってモチベーションが急激に下がるので注意。
(5)1次試験を複数合格した場合、2次の会場へのスムーズな移動を考える必要があること。
更に次の1次試験が控えている場合、スタミナを温存するための日程選択をすること。
交通機関、宿泊の緊急の予約等において家族の協力が必要なこと。
(役割分担をして家族で協力した方が受験生本人は勉強に集中できる)
要するに国立にしろ、私立にしろ「別種類の困難」がこの短い3ケ月という期間に混在しているため、両方にスムーズに対応するのが究めて難しいと言うのが現状ではないかと思われる。
問題はセンターに失敗した場合の私立併願者にあると思われる。
センター終了後の5日後に全く異なるタイプの問題への緊急対応と数点の間にひしめき合う試験に対応できず両方とも崩れるケースにあると思われる。
センター1日目で失敗し、もう終了してやけ酒を飲むか、ネットカフェにこもるか、当分立ち直るまで行方不明状態になる予定の生徒には関係ないが、「今どの地点で何をすべきか?」ということを常に冷静に認識していかないと大きな波に押し出されて、「結局、すべり止めなんてどこにもないぞ!」になることに注意した方がいい。参考になると思う。
1月15日(土)センター試験
1月16日(日)センター試験
12月半ばから私立のセンター利用出願が始まることに注意。気がついたら終わっていたとならないように
<センター失敗した方へのアドバイス>
すぐに気持ちを切り替えないと負のスパイラルに飲み込まれ「私立も総崩れ」にならないようにした方がいいでしょう。センター試験に失敗して落ち込んでいる人は自分に期待し過ぎていたのだと思いますよ。
全国模擬試験で1年間ほとんど1位で5番以下なったことがない「受験サイボーグ」でも緊張して普段やらないミスをしてぎりぎり8割なんてあるのが当然の試験ですよね。それほど本番だけは異なるものです。
そんなもんだと思うべきですよ。 すぐに心をリセットすべきだと思います。
「去年より難化」とか「易化」だとか余韻にひたることなくリセットすべきですよ。
「取れそうで本番取れないのがセンター」だと思い、最悪の結末を防ぐために全神経とパワーを注ぎ込むべきだと思います。
1月19日 | 岩手医科(1次合格から2次までの期間:6日) 一次で小論文と適性検査有 バッティング:東海1次、藤田2次とバッティング |
1月20日 | 金沢医科(1次合格から2次までの期間:5日) 2次:1月31日、2月1日のどちらか バッティング:女子医、聖マリ、久留米1次とバッティング |
1月21日 | 杏林大学(1次合格から2次までの期間:わずか1日) バッティング:順天、兵庫医大1次とバッティング |
1月22日 | 東邦大学(1次合格から2次までの期間:2日) 英語の多い問題量とその時間配分に失敗するとパニックになるので注意 バッティング:獨協、北里、関西医大、埼玉、近畿1次、川崎2次と バッティング |
1月22日 | 川崎医科(1次合格から2次までの期間:3日) <注意ポイント> 川崎が指定した1月29日か30日に行かなければならない。 したがって獨協、北里、関西医大、埼玉、近畿1次が出願はできても受験できない可能性があることに注意。 また川崎2次で不合格だった場合はチャンスさえも、受験料さえも失うことになる。早くから予約した方は様々なキャンセル料金もかかるかも知れない。つまり1月最後のチャンスを失うことに注意。 2月は帝京と埼玉後期を除けばかなりの強豪大学しかないため、こういう点の注意まで気をつける必要がある。 今までの志望校対策も無駄になる可能性だってある。 予想されるシナリオを事前に考えることが大切だと思う。 |
1月23日 | 藤田保健衛生(1次合格から2次までの期間:4日) バッティング:東海1次と岩手2次とバッティング |
1月24日 | 自治医科大学(1月25日面接、2次試験2月3日) |
1月25日 | 愛知医科大学:(1次合格から2次までの期間:2日) 2次:2月3、4のどちらか バッティング:帝京、福岡、東海1次、日医2次とバッティング |
1月26日 | 順天堂大学:(1次合格から2次までの期間:3日) 2次:2月5日、6日、7日のどれか バッティング:帝京、東京医大、慈恵会1次とバッティング 兵庫、昭和、埼玉、北里2次とバッティング 化学の問題が60分で解くには問題量が多い。 |
【平成23年度順天堂大学医学部小論文課題】2011年1月26日
この絵は、ハップル宇宙望遠鏡がとらえたM101銀河です。地球から2500万光年
離れた銀河です。この絵から思う所を800字にまとめなさい。
1月26日 | 兵庫医科大学:(1次合格から2次までの期間:わずか1日) 2次:2月5日、2月6日のどちらか バッティング:帝京、東京医大、慈恵会1次とバッティング 埼玉、北里、昭和2次とバッティング |
1月27日 | 日本医科大学:(1次合格から2次までの期間:わずか1日) 2次:2月3日、2月4日のどちらか バッティング:帝京、東海、福岡1次、愛知2次とバッティング |
1月28日 | 昭和(Ⅰ期)(1次合格から2次までの期間:2日) 2次:2月3日、2月4日のどちらか バッティング:帝京、東京医大、慈恵会1次とバッティング |
1月29日 | 獨協医科大学(1次合格から2次までの期間:2日) 2次:2月8日、2月9日のどちらか バッティング:日大1次とバッティング |
1月29日 | 北里大学(1次合格から2次までの期間:わずか1日) 2次:2月5日、2月6日のどちらか バッティング:帝京、東京医大、慈恵会1次、埼玉、昭和2次 とバッティング |
1月29日 | 関西医大(1次合格から2次までの期間:3日) 1次で小論文が実施されることに注意 |
1月30日 | 埼玉医科(1次合格から2次までの期間:3日) 2次:2月3日、2月4日のどちらか |
1月30日 | 近畿大学(1次合格から2次までの期間:3日) 2次:2月13日産業医大とバッティング バッティング:聖マリ、久留米2次とバッティング |
1月31日 | 東京女子医大(1次合格から2次までの期間:4日) 2次:2月10日、2月11日のどちらか バッティング:大阪医大1次とバッティング |
2月 1日 | 聖マリアンナ(1次合格から2次までの期間:3日) 2次:2月13日 バッティング:産業医大1次、近畿2次とバッティング |
2月 1日 | 久留米大学(1次合格から2次までの期間:4日) 2次:2月11日、2月12日のどちらか バッティング:産業医大1次、近畿2次とバッティング 英語の問題の単語が受験生の使用している単語集にない単語が多い気がする。ストレートな問題に慣れている生徒は強い違和感を感じるのではないか? 「落とすための問題」という印象を受ける。 |
2月 2日、3日 | 東海大学(2日間) 面接、小論文はないが適性試験(60分)有 。配点50点と大きい 東海は志望理由を書く欄が大きいため、早めに取りかからないと書けない。(添削してもらった方がいい) 小論文試験の代用のような位の量を書かないといけない。 上段の活動履歴と志望理由をリンクさせること。 地方会場が2日間実施されるため、体力を考えて選択すべき |
2月 3日、 4日、5日 | 帝京大学(3日間) |
2月 4日 | 福岡大学(本学、東京、大阪の3会場) 東京中心に継続受験するか?地元で受験するか?東海と福岡の2校受験して大阪医大を受験するのであれば大阪会場に移動するのもありだろう。気分転換に会場を変更してリフレッシュも考慮すべきだろう。 特に地方の受験生は東京ホテル滞在が長期化すると、かなり疲れることに注意。環境が大きく変化するため。 |
2月 5日 | 東京医大(1次合格から2次までの期間:2日) |
2月 6日 | 東京慈恵会(1次合格から2次までの期間:4日) バッティング:埼玉後期とバッティング 物理、生物に比べて化学の問題が質、量共に難しい。 |
2月 8日 | 日本大学(1次合格から2次までの期間:わずか1日) 3000人近く受験するため、また東海、帝京、慈恵、東京医大も近い日程にあるため近辺のホテルが取りにくいことに注意。 |
2月10日 | 大阪医大(1次合格から2次までの期間:3日) |
2月13日 | 産業医大(3月12日に小論文&面接) バッティング:久留米、聖マリ、近畿2次とバッティング 健康診断書が必要、志望理由書と特別活動記録書を直前に書こうとすると苦労することに注意 数学も英語も問題が重たい。 |
2月20日 | 埼玉医科(後期)(1次合格から2次までの期間:3日) |
2月21日 | 慶應 |
(1)宿泊先のホテルを取るのが遅れて会場からものすごく離れた所にしか取れない場合。
「まだまだ大丈夫、空いてるやろ」と安心してものすごく不便な所で早く起きなければならない場合か、値段のバカ高い超高級5つ星ホテルしかない場合しかない場合もある。考えたらわかると思う。宿泊予定の女子受験生が500人いるとする。受験生だけではないだろう?心配で親もついて来る場合も多い。そうすると単純に合計宿泊者が1000人になるのである。
(2)「下見は別にしなくてもいい、人の流れについていけばわかる。」
こう言って、なめてかかって失敗する場合もある。同じ会場で他学部の受験が同日の日にあったり、異なる大学の入試が敷地内の違う建物で実施されたりする。英検や看護学校などの資格試験とバッティングする場合もある。医学部なのに看護学部の人の流れについて行って、場所がわからずパニックになるケースもある。
<追加の注意>
会場までバスで行く人は気をつけた方がいい。何時のバスとか決めている人はその2本前位に定めた方がいい。受験生だけではない。親、兄弟が乗り込んで来るからあなたの前で満員状態に乗る可能性がある。
そうするとギリギリか遅刻することになる。これが当日にパニックを起こす。
最高で受験生1人に対して8人親戚兄弟も含めて応援団の見送り部隊が乗り込む場合もある。甘く考えないことだ。当日わかっても遅い。トイレに行けないかも知れない。試験終了後、お迎えに来ている数を見たらわかると思う。
当日、パニックになって苦しむ精神的ダメージを考えたら準備を抜かりなくやるべきだと思うし、その方がリラックスできて得だと思う。
想定外の状況をゼロにすること 、これは鉄則中の鉄則と言える。
(3)願書の到着締め切り日を忘れて受験できなくなる。
まず、今の時期になって慌てて準備していること自体が危険だと思う。募集要項がテレメールを受け付けない大学もある。郵便小為替か現金書留でぎりぎりに請求したらかなり危ない。願書が当日消印有効なのか、締め切りなのか常に頭に入れておくこと。
「勉強と対策のことで頭が一杯で手続きが間に合わず受験できませんでした」とか今、ここを読んでいる人の中にいるはずだと思う。こういう時に慌てて準備している時点で精神的には不利であることを忘れてはいけないと思う。
この時期常に予定管理をうるさく言う人間がいないと後回し、後回しにして最も大切な調整ができなくなることはよくない。わかっていてもできない。
家族がうるさく言うことも大切だろうと思う。
特に2月第1週受験日で願書締め切りが1月第2週までの場合に注意。
人間2月だと「まだ行けるやろ」と意識した時点で忘れる。
(例えば1月18日締め切りで2月4日試験の福岡大医学部等)
どうしようもない時は翌朝10時便だとか、特急バイク便だとかあらゆる手を尽くすべきだと思う。1年の努力が手続きミスで流れたら悲劇だと思う。
1日でも遅れると容赦なく返送されるケースもあったし、写真のサイズが異なるだけで入試課から電話がかかり、書類作成やり直しを命じられる場合もあるので注意した方がいい。
油断をすることによって本来必要ではない「無駄な出費」や「精神的動揺」を受けるのが受験生の常である。スケジュール管理の大切さを理解すべきだと思う。
年末から年明けにかけてまとめて願書書きをして志望理由等が書けずに停滞し悩み始める。ホテルの予約や新幹線、飛行機の予約、受験料の振り込み等で走り廻ることにより、直前に勉強に集中できなくなる。
予測できることは全て事前に準備した方がいい。もっとも大切な勉強に対する集中力が分散されてしまう。失敗して初めてわかることでもあるが
(4)問題傾向が急に変わり、時間が足りずにパニックになる。
昨年度と大幅に問題が変わり焦ってパニックになる。この試験において「想定外」が起こることは当然のことと思うこと。逆にびっくりする位簡単になる場合もある。
大体は問題作成者の先生が退官されて新たな人が作成者になった場合と言える。
一番のパニックは「この問題量をこの時間で解くのは無理と感じた時」と言える。
問題を入手したら素早く全体の問題量をまず確認してどの問題にどれ位の時間を割くべきか決断する判断力が必要とされる。
(5)センター試験後すぐの試験で2次頭脳、私立頭脳に戻れずにパニックになる。
いわゆる「センターぼけ」で時差ボケのようになり、急に2次のような問題や私立の問題に対応できずに失敗する。センターに集中し過ぎて忘れてしまっていて波に乗れずにパニックになる。センター以後3、4日後の試験は注意すべき。
東邦の英語などは注意すべきだろう。
(6)模擬試験で志望校A判定が出ていても落ちてパニックになる。
問題作成者が高校で何をやってるか、予備校で何をやっているかよく知らないのに模擬試験は単なる目安でしかない。たとえ志望校判定で総志望者数で1位であっても落ちる場合がある。模擬試験と難解な医大の問題を比較したらすぐわかると思う。
模擬試験は全国の全学部をターゲットにしているのだから最もマニアックでハードルの高い医学部入試問題との比較に距離があり過ぎる。 全国模擬試験のA判定でも単なる目安にしかならない。「全く別物」と考えた方がいい。
2次で落ちる場合だってあるのに模擬試験結果に安心できるはずがない。
また、大学の出題作成者の先生の中には自分1人だけに問題作成が任せられている場合があり、「簡単な問題を出せば自分の権威にかかわる」と独特の考えを持っている場合が多い。つまり、他大学よりレベルの低い問題は出さない、自分のプライド上出せないとなる。つまり「俺だけの世界の問題」になる。ここまで書けば全国模擬試験との「乖離」がいかに大きいか納得できるだろうと思う。
<保護者の方へのアドバイス>
連続して受験すると疲れが蓄積し、不合格が連続して続くとテンションが下がり闘う気力さえなくす場合があるでしょう。上手なリフレッシュを注入した方がいいでしょう。特に1月下旬から2月前半に疲れがピークに達すると思います。
<注意>
浪人生は調査書の入手を急いだ方が良いでしょう。1週間の中で願書作成の時間を取り、気がついたら完成していたという風にした方がいいでしょう。
(例:4校受験するなら1週間で1大学完成という風にする。まとめて多数処理しない)
後は受験料の入金だけという状態にしておくべきでしょう。各大学毎に書類や注意事項を入れておくファイルを創るのも1つの処理のアイデアです。)
例:2011年●月●日●●大学入試関連ファイル
地方受験生は会場の地図や電車の時間等のコピーも全て入れておく。
情報を全て1冊のファイルに入れておくこと。
志望理由記載の部分は2次の自分の発言と食い違いのないようにコピーを取っておくこと。
<後期3連戦>
3月 5日:昭和大学(Ⅱ期)(1次合格から2次までの期間:2日)
3月 8日:近畿大学(後期)
3月10日:大阪医大(後期)(1次合格から2次までの期間:わずか1日)
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