2008年東京医科大学予想

2008東京医科大学予想

 

フェニックスゼミ講師陣

【数学】

東京医科大の数学の特徴は数学Vと数学BCからの出題が多いことである。頻出分野は数学Vの「微積」「2次曲線」「ベクトル」である。数学TUAからの出題も見受けられるが、量的にも分野的にもあまり特徴はなく、分野は年度によりばらつきがある。2008年度を予想してみる。微積の面積・体積は毎年出されているの本年度も出題されるであろう。「分数関数や指数関数の面積・体積」と予想する。2次曲線はやはり「楕円」であろう。楕円の焦点、接線・法線、面積が関係してくるのではないか。「無限級数の和」を求めるΣ計算も可能性が高い。ベクトルは「内積や絶対値」を含む計算問題で成分算出か内積の最大・最小であろう。そろそろ「整数問題」が出題される時機になっている。

 

【化学】

東京医大の化学は、計算力の勝負と言っても過言ではない。無機、有機は確実に得点にしたいので基本的なポイントを一通り見直しておくこと。今年度の対策として電離平衡、蒸気圧、混合気体、浸透圧、熱化学の計算練習が効果的であろう。また、炭水化物が大問で出題されるように思われる。糖類の構造や性質は特に重点的にチェックしておきたい。

 

 

 【英語】
2007年は、2006年の第5問の読解問題の空所補充と内容真偽がそれぞれ独立した形で、大問が1題増え6題となり、全体の設問数も若干増えたが、基本的には「発音・アクセント」「文法・語い4択」「整序」「会話文」「長文空所補充」「長文内容真偽」の問題傾向はここ数年変わらず、2008年も同様の傾向で来ると思われる。

 第1問の発音問題は、これまで発音の異同とアクセント問題が毎年交互にきており、2007年がアクセント問題だったので、今年は発音の異同問題。その発音問題を含め第4問までの「文法・語い4択」「整序」「会話文」は非常に標準的なレベル。ここで手こずっているようでは東医合格は望めない。イージーミスに気をつけながら出来るだけ短時間で処理したいところ。問題は何と言っても後の「長文空所補充」「長文内容真偽」。試験時間が60分と非常に短いため、この長文問題にどれほど時間を残し正答率を上げるかが合否を左右するだろう。空所補充も内容真偽も、パラグラフリーディングの意識を徹底的に持って読むこと。

段落中の大きな流れ、そして段落毎の要旨、それを繋いだパッセージの大きな流れ、それを明確に意識し読むことで、判断に迷う選択肢の数はぐっと減る。

 

 

 

 

 

 

 

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