2008年東海大学医学部予想

2008東海大学医学部予想

   

フェニックスゼミ講師陣

 

 注意:東海大は過去の2月7日実施分を参考に予想しています。

 

 【数学】

東海大の数学は第1問は小問集合で基本問題である。第2問、第3問は分野別出題である。分野は年度により変化するが、数学Uと数学Vからの出題が多い。2008年度を予想する。1つの分野は「三角関数」であろう。加法定理や最大最小が出題されそうである。数学Vは「積分の計算」と「面積」であろう。指数関数exが絡んできそう。その他の分野では「いろいろな数列」「場合の数」が要注意である。図形と関連させた問題になるのではないか。また「整数問題」の出題可能性が高まっていると予想する。

 

 【化学】

東海の化学(2月7日分)は次の特徴を持つ。

時間が70分であるが、複雑な計算問題は少ない。後半の大問3問は全て有機分野で複雑な内容が含まれる。

以上のことから後半の有機の出来が勝負を分けるようになる。今年度の対策として脂肪族、芳香族、共に種々の反応(酸化、付加、置換、エステル化、けん化、カップリング等)における反応条件(温度、圧力、触媒など)をよくチェックしておくこと。また、化学U内容の出題は、ここ数年見られなかったが、
今年度は炭水化物(糖類)が狙われるように思われる。理論・無機内容では

熱化学、コロイド、浸透圧、ハロゲンの反応あたりが要注意ではないかと思う。

 

 【物理】
大問4題 70分 選択問題2題と記述問題2題の構成で,標準レベルの問題である。[力学][電磁気][波動][熱力学]のセットで, すべての範囲をまんべんなく出題されている。 今年度の予想は[1]力学 … 単振動と衝突(運動量保存,反発係数)[2]電磁気 … コンデンサーと直流回路 または 交流回路[3]波動 … 光の干渉 または 気柱の共鳴[4]熱力学 … 状態方程式, 熱力学第一法則, PVグラフ, 気体がする仕事 

力学は 運動方程式,摩擦力に関する問題が多い。最近,単振動が出題されていないので,順序からいって, 単振動が出題される可能性が高い。衝突をからめた問題になるかもしれない。波動に関しては, 屈折や反射の出題率が極めて高く, ときどき,他のテーマが出題される。屈折や反射に関する問題が続いているので, 今年度は 光の干渉の出題が予想される。

  

【英語】

今年も昨年同様、読解、文法・語法4択、熟語、会話文、整序英作、間違い箇所指摘(または和文対照英文)、和訳、英作から成る大問78題構成でくると思われる。難易度はごく標準的で、英語の得意な者には平易とすら言えるレベルであろう。それだけに取りこぼしはあまり許されないが、時間が70分と、かなりきつい。本番は時間配分に十分配慮すべきである。直前対策として効果的なのは、頻出の文法4択問題や、頻出構文チェック。それと頻出基礎熟語のチェックは必ずしておくこと。文法題は、時制、(準)動詞の語法、仮定法、比較の基本、代名詞や形容詞の基本の語法などが非常に多く、それらの項目にも穴がないようにしておきたい。 

 

2008年東京医科大学予想

2008東京医科大学予想

 

フェニックスゼミ講師陣

【数学】

東京医科大の数学の特徴は数学Vと数学BCからの出題が多いことである。頻出分野は数学Vの「微積」「2次曲線」「ベクトル」である。数学TUAからの出題も見受けられるが、量的にも分野的にもあまり特徴はなく、分野は年度によりばらつきがある。2008年度を予想してみる。微積の面積・体積は毎年出されているの本年度も出題されるであろう。「分数関数や指数関数の面積・体積」と予想する。2次曲線はやはり「楕円」であろう。楕円の焦点、接線・法線、面積が関係してくるのではないか。「無限級数の和」を求めるΣ計算も可能性が高い。ベクトルは「内積や絶対値」を含む計算問題で成分算出か内積の最大・最小であろう。そろそろ「整数問題」が出題される時機になっている。

【化学】

東京医大の化学は、計算力の勝負と言っても過言ではない。無機、有機は確実に得点にしたいので基本的なポイントを一通り見直しておくこと。今年度の対策として電離平衡、蒸気圧、混合気体、浸透圧、熱化学の計算練習が効果的であろう。また、炭水化物が大問で出題されるように思われる。糖類の構造や性質は特に重点的にチェックしておきたい。

 

 

 【英語】
2007年は、2006年の第5問の読解問題の空所補充と内容真偽がそれぞれ独立した形で、大問が1題増え6題となり、全体の設問数も若干増えたが、基本的には「発音・アクセント」「文法・語い4択」「整序」「会話文」「長文空所補充」「長文内容真偽」の問題傾向はここ数年変わらず、2008年も同様の傾向で来ると思われる。

 第1問の発音問題は、これまで発音の異同とアクセント問題が毎年交互にきており、2007年がアクセント問題だったので、今年は発音の異同問題。その発音問題を含め第4問までの「文法・語い4択」「整序」「会話文」は非常に標準的なレベル。ここで手こずっているようでは東医合格は望めない。イージーミスに気をつけながら出来るだけ短時間で処理したいところ。問題は何と言っても後の「長文空所補充」「長文内容真偽」。試験時間が60分と非常に短いため、この長文問題にどれほど時間を残し正答率を上げるかが合否を左右するだろう。空所補充も内容真偽も、パラグラフリーディングの意識を徹底的に持って読むこと。

段落中の大きな流れ、そして段落毎の要旨、それを繋いだパッセージの大きな流れ、それを明確に意識し読むことで、判断に迷う選択肢の数はぐっと減る。